ディスカウントストアのドン・キホーテが、6月15日に数量限定で50インチの4Kテレビを販売開始、3,000台が1週間で完売しましたね。
ドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格PLUS」の「50V型 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ」です。
通常、4Kで50インチクラスの液晶TVであれば10万円を超えますが、他社製品と遜色ない機能を搭載し、なんと54,800円(税抜き)という低価格です。
追加販売を7月3日に通販サイトで再開したところ、アクセス集中でシステムダウンという現象まで起こりました。
でも、安い!だけでこんなにも売れるものでしょうか?
そのあたりを探ってみました。
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ジェネリックレグザ!?
ネットでは、今回販売された4Kテレビは、東芝のREGZAと同じ性能では?と広まり、なんと「ジェネリックレグザ」と呼ばれています。
実のところどうなんでしょうか?
確かにテレビ受信システムである「デジタルボード」に「レグザ」を展開する「東芝映像ソリューション」という会社の製品を使っています。
このことから、クスリの「ジェネリック」を文字って、「ジェネリックレグザ」!と呼ばれている、ということです。
いったい誰がどこのメーカの基板が使われているなんて調べてるんでしょうか。
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性能は?
ブラウン管時代のレグザを持っていましたが、好きな色合いのテレビでした。
初期の液晶テレビより、画質はきれいでした(ん!?昔の想い出は美化される?)
同じブランドの液晶TVであれば、たしかに”買い!”だと考えますよね。
では実際の品質はどうなんでしょうか?
これだけ大騒ぎになったため、ボード製造元の東芝映像ソリューションがあわててコメントを出しています。ドン・キホーテ製品と名指しではありませんが。。。
業務用部品ビジネスのひとつである、当社製テレビ受信システム「デジタルボード」を使用した液晶テレビが数社から商品化されていますが、当社はこれらの液晶テレビの製品としての開発、設計、デザイン、企画、製造及び販売等には関わっておりません。また当社は、製品としての当該液晶テレビについての性能や品質を保証するものではありません。
出典:東芝映像ソリューションより一部抜粋
メインのデジタルボードだけでテレビの品質が決まるものではなく、液晶パネルも重要な部材ですから、当然といえば当然ですね。
また、このデジタルボードの性能そのものも、以下の機能がありません。
・HDR(High Dynamic Range)未対応→明るいところをより明るくする機能がない
・4Kアップコンバート機能未搭載→4K画質でない映像を4Kに近い画質に変換する機能がない
これは最新のレグザには搭載されている機能です。
したがって、本家のレグザに近い映像のTVとはいい難いですね。
でも決して画質がよくない、ということではなく、あくまでも本家レグザに及ばない、というだけのことです。
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なぜ売れた?
4K=画質がきれい!、東芝製のデジタルボードを使っているから安いけどレグザと同じくらいきれい!、という心理が働いたため、飛ぶように売れたのではないでしょうか?
また、ブラウン管TVから液晶テレビに買い替えた時期から10数年経っているユーザも多いため、買い替えタイミングと一致したのかもしれませんね。
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まとめ
東芝は外部調達品の液晶パネルでテレビを作り時、パネルメーカ(もテレビを出していた)のテレビより画質がきれい、と話題になったことがあります。
映像を制御するソフトウェアが画質を左右するともいわれていますので、メインのデジタルボードを東芝から購入すれば、ある品質は保証できます。
いい目のつけどころ、と考えられます。
実際に購入された方が、SNSなどでコメントを出し始めていますが、
「やっぱりきれい!」「値段相応」と反応は分かれていますね。
これは、購入前観ていたテレビがどうだったのか、どの程度の期待度が購入したのか、などにより反応が違っているんじゃないかと思います。
あと、4K対応していない映像ではメリットは享受できない、ということを理解して購入しているか、というのも大きなポイントでしょうね。
理解していないと、4Kでない今までの液晶とあまり変わらないので、「値段相応」という反応になっても不思議ではありません。
ところで次の販売計画はあるのでしょうか?
今の液晶が40インチなのでもうひと回り大きなサイズが欲しいので、ぜひ手に入れたいと思っています。
あなたは手に入れますか?
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